山の都の
たからもの

山の都の
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KUMAMOTO/JPNYAMATO-CHO

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生産者一覧

大玉トマト
麗しく光り輝く真っ赤な宝物。
うま味が強い芳醇な味わいが魅力
収穫時期6月下旬

11月下旬
木原 幹夫さん
木原 幹夫さん
山都町は県内有数の夏秋トマトの産地です。中でも中心となっているのは「りんか409」という品種の大玉トマト。適度な酸味が食欲をそそり、糖度のバランスも良いと評判です。また、寒暖差の大きい山都町の気候での生育にも適しています。細心の注意を払い病害虫を避け、水やりに心を配ったりと手間暇がかかる作物だけに、色艶と味の良い大玉トマトが育ったら各生産者は喜びを分かち合います。収穫時期には、毎日こまめに熟度を確認。一番おいしい状態で消費者の元に届けられます。

生産者のひとり、木原 幹夫さん。「JAかみましき」の大玉トマト部会長でもあり、「一年に一度しか収穫できないトマトだからこそ、情報と知識を共有すれば、もっといいトマトが育つし生産量も上がる」との想いから、減農薬・病害虫対策などを主眼としたトマト栽培管理講習会を開催するなど、地域ぐるみでの技術向上を目指しています。

山都町の農産物販売サイト

tomato
大玉トマト
山都町の土・水・人・気候すべてが
ひとつになって作り上げた愛の結晶
収穫時期6月下旬

11月下旬
高宮 利昌さん・恵さん
高宮 利昌さん・恵さん
県内有数の産地として有名な山都町の夏秋トマトは、栄養価が高くトマト本来の味わいがすると評判です。その理由は、土にこだわり抜く生産者がいるから。冬の間に堆肥や菌を撒き、健康で豊かな土をつくります。そうすることで葉や茎も青々と元気に育ち、結果良質の大玉トマトが鈴なりに実ります。「個人個人がおいしいトマトを作るのは当たり前。山都町のトマトこそトマトだと日本全国の皆さんに言ってもらいたいから」と、各生産者は今日も想いをひとつにして手間を惜しまず育てています。

大玉トマト生産者のひとり、高宮 利昌さん・恵さんご夫妻。「大玉トマト本来の甘酸っぱい美味しさをひとりでも多くの人に知ってもらいたい」と、未来をしっかりと見据え、町を引っ張って行きます。

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tomato
ミニトマト
一粒に甘さと栄養を
ぎゅっと凝縮した小さな巨人
収穫時期7月上旬

11月下旬
岩部 学さん
岩部 学さん
昼夜の気温差が大きい高冷地である山都町は、トマト同様ミニトマトの生育にも適しています。しかし生産者の数はまだ少なく、それだけに安全で安心、そしておいしさを追求して育てられたものばかり。6月になれば40度にもなるというハウス内の温度。高温になりすぎると苗の生育にもかかわるので、こまめな手入れや水分量、換気など細心の注意を払い育てられます。そんな愛情を一身に受けているから、見た目にも可愛く育っているのです。ストレスなく育った山都町のミニトマトは、甘みが強く栄養価も高いと人気を得ています。

ミニトマトの生産者のひとり、岩部 学さん。一番おいしい時期に食卓にお届けしたいと、生育状態を細やかにチェックし収穫にいそしみます。

緑から次第に赤へと色づき、収穫を迎えたミニトマトがたわわに実ります。

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minitomato
ミニトマト
見た人をたちまち笑顔にする
大切に育てられた愛娘
収穫時期6月下旬

11月下旬
興梠 大作さん
興梠 大作さん
寒暖差が大きい山都町は、ミニトマト栽培にも適しています。とはいうものの、大玉トマトより手間暇がかかると敬遠されがち。より品質の良いものを多く収穫するには、湿度管理や水管理、換気に細心の注意を払わなければなりません。多く栽培されているのは「サンチェリーピュア」という品種のもの。フルーツトマトとは違って、トマト本来の程よい酸味と風味に優れているのが特徴です。親である生産者の愛情を一身に受けたものだけに、どの生産者にとっても収穫は嫁入りと同じようです。

ミニトマト生産者のひとり、興梠 大作さん。「大切に育てたミニトマトは、まるで愛娘のようです」と目を細めます。

実際のお子さんは男の子二人だから、なおさらそう思うようです。

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minitomato
ピーマン
端正な見た目と栄養価の高さが自慢。
艶々と光り輝く緑の宝石
収穫時期6月中旬

10月下旬
二宮 昌隆さん・ひとみさん
二宮 昌隆さん・ひとみさん
夏秋ピーマンの生産量は、全国でもトップクラスの山都町。もちろん量ばかりでなく、各生産者が「お子さんに喜んで食べてもらいたいから」と愛情たっぷりに育てているので品質も確か。蘇陽地区で育てられたピーマンは、土が元々持っている良さを生かしながら、生育に合わせて水管理を徹底するというこだわりよう。生産者同士が切磋琢磨しあい、技術力のアップに日夜励んでいます。そうして育ったピーマンは、柔らかくて皮が薄く、エグミや苦味が少ないのが特徴です。

ピーマン生産者のひとり、二宮 昌隆さん・ひとみさんご夫妻。「規模拡大よりも技術力アップ」を信条に、効率的な栽培法で育てています。

二宮さんの作る元気なピーマンは、苦味が少なく栄養価も満点。

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green pepper
キャベツ
寒冷地が育んだ
みずみずしくて甘く柔らかな食感
収穫時期6月上旬

11月下旬
高橋 和成さん
高橋 和成さん
山都町の中山間地(550~750m)、年間平均気温が約13度という環境で栽培されるのが夏秋キャベツです。4月から定植にかかり、寒暖の差が大きくなり始めると収穫の時期。
風通しのいい広大な畑で、昼間は太陽をいっぱい浴び夜は冷涼な気候に耐え、大きさとともにその甘さを増していきます。
豪雨や台風など天候に大きく左右される作物のため、日頃の管理にも細心の注意が払われます。
何よりも大切なのは鮮度なので収穫は早朝から行われ、一刻も早く届くようすぐに出荷作業にかかります。

キャベツの生産者のひとり、高橋 和成さん。40年以上前、祖父の代から続くキャベツ栽培を受け継いでいます。モットーは「いい土で育った健康な野菜は、人も健康にする」。

すくすく育ったキャベツは美しさも格別。

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cabbage
お米
健やかな心と体をつくる
礎となる小さな巨人
収穫時期9月下旬

10月上旬
坂本 幸誠さん
坂本 幸誠さん
完全無農薬の有機栽培によるお米づくり。山都町が積極的に取り組んでいることのひとつです。収穫された稲は約2週間「掛け干し」され、その間に茎の旨味が実に下りてきて豊かな味わいを生むのです。「ご飯茶碗一杯には約3000粒のお米が入る。そして毎日食べるものだからこそ、安全・安心にこだわってもらいたい」と生産者は口を揃えます。玄米のまま食べてもおいしいし、15度で湿度70%できちんと管理された白米はさらにふくよかで甘みもたっぷり。炊き上がった時の艶も違うと評価を得ています。

米生産者のひとり、坂本 幸誠さん。「使っていい農薬なんてこの世にはない」と伝え続け、土を育てることを大切にし30年以上完全無農薬でのお米づくりに勤しんでいます。

また、熊本市の保育園児を招いて収穫体験をしてもらい、食の安全性と大切さを毎年伝え続けています。

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rice
いちご
太陽の恵みを閉じ込めた
甘くて香りのよい果物の王様
収穫時期11月下旬

5月下旬
中畠 由博さん・友美さん
中畠 由博さん・友美さん
太陽の光をいっぱい浴びておいしさが凝縮された、ジューシーないちご。寒暖の差が大きい山都町で栽培されるものは、害虫の被害も少なく品質も格別です。
甘さと酸味のバランスの個性をそれぞれに持つ「熊紅(ゆうべに)」や「紅(べに)ほっぺ」、「さがほのか」などたくさんの品種が栽培されています。特にハウス栽培のいちごは、気温が高くなる春先も果実が傷みにくいため、長期間の栽培・収穫が可能なのです。
湿度管理や水やりにも細心の注意を図り、ひとつひとつ丁寧に収穫されるいちごは安心で高品質と高い評価を得ています。

いちごの生産者のひとり、中畠 由博さん・友美さんご夫妻。
「皆さんの“おいしい!”という笑顔を作るために全力を尽くしています」。
農園でのいちご狩りや直接販売も開催。

二人の想いが、甘さをギュッと閉じ込めたいちごをつくる。

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strawberry
だいこん
高原の厳しい気候が育んだからこそ
ピュアな美しさとおいしさが際立つ
収穫時期4月

12月
鶴島 成二さんご一家
鶴島 成二さんご一家
山都町の中でも、大根の生産が盛んな地域が蘇陽地区と清和地区。標高650mを超える高原で育てられています。ほぼ一年を通じて収穫・出荷され、季節に応じて春、夏、秋冬大根と様々な品種が育てられています。ふくよかな大地と寒暖の差が育てるものだけに、各生産者は気候の良し悪しに応じた手入れを怠りません。「傷みが早い作物だけに、少しでも早く皆さんにお届けし本当のおいしさを味わってもらいたいから」と、早朝からの収穫を終え、午前中に洗って箱詰めしお昼頃に出荷されます。

大根生産者のひとり、鶴島 成二さんご一家。彼らが愛情を込めて育てた大根は山都高原野菜「特別厳重選別品」として、出荷されています。

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radish
にんじん
手間を惜しまずに育てられた
栄養価満点の健康野菜
収穫時期10月上旬

3月下旬
今村 剛喜さん・絵理さん
今村 剛喜さん・絵理さん
8月初旬に種をまき、山都町の冬にんじんの栽培はスタート。
肥よくで保水力があり、水はけのいいこの地の土は栽培に適していますが、それでも発芽するまで、大変な管理作業を経て栽培されます。
育成するまで、丁寧な除草や間引き、土寄せなどを経て、カロテンを豊富に含む健康なにんじんが育ちます。有機栽培されたものは、栄養価の高い葉も安心して食べることができます。

にんじんの生産者のひとり、有機栽培する、今村 剛喜さん・絵理さんご夫妻。
2018年1月には第一子も誕生するから、「今回の収穫は一生の記念になる」と笑顔で語ります。

冬の到来を迎え甘さを増したにんじんが、収穫の時を待ちます。

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carrot
じゃがいも
大地が育んだホクホクの食感と
豊かな甘みが魅力
収穫時期6月上旬 8月下旬
12月上旬 1月下旬
西山 幸司さん・典江さん
西山 幸司さん・典江さん
肥よくな大地と清らかな水が育んだ山都町のじゃがいもは、大地の旨みが凝縮されたホクホクの食感と甘みがあると人気を得ています。
特に有機JAS認定を受けて栽培する生産者も多く、シャドークィーンやニシユタカ、ノーザンルビー、レッドムーンなど品種も豊富に揃います。丁寧な種芋選びや愛情を込めた土寄せなどの作業を経て収穫されるじゃがいもの味をご堪能ください。

じゃがいもの生産者のひとり、生産有機JAS認定を受けた各種野菜を生産する、
西山 幸司さん・典江さんご夫妻。
「自然に近い形で美味しく育てた天然素材は旨みが格別です。ぜひ味わってみてください」。

初夏と冬に収穫を迎えるじゃがいもは健康の味方です。

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potato
ベビーリーフ
純粋な水と土が育んだ
鮮度の確かな野菜の赤ちゃん
収穫時期一年中
福田 幸人さん
福田 幸人さん
ベビーリーフは今では、スーパーマーケットなどでパック詰めの葉野菜として認識されるようになりましたが、「ベビーリーフ」という野菜は存在しません。
ビーツやレッドレタス、ルッコラ、水菜、小松菜など野菜の赤ちゃんの総称です。これらの野菜の水分含有量は80%以上だから、おいしい水は欠かせません。だからこそ、化学肥料に頼らない有機栽培で手作業をいとわず育まれています。

ベビーリーフの生産者のひとり、清和ミネラル会代表の福田 幸人さん。
天然の地下水と豊かな土壌が育んだ各種の野菜は、すべて手作業で収穫。
「採ってすぐに食べられる野菜を」という想いのもと、慈しみながら一年を通して育成と収穫にいそしみます。

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babyleaf
レタス
新鮮さに何よりもこだわった
サラダにも欠かせない葉物の王様
収穫時期5月上旬

11月下旬
出口 信武さん
出口 信武さん
山都町のレタスは、4〜5月に収穫される春レタスと6〜10月に旬を迎える夏秋レタスが中心となっています。春の圃場と夏秋の圃場は違い、効率的な育成がなされているのです。気候の影響を受けやすい作物ですが、何よりも大切なのは土を大切にすることと徹底した水の管理。そんな各生産者の地道な努力のおかげで、「山都町のレタスは葉のツヤとパリッとした食感が違う」と評判を呼んでいて、サラダの主役として熊本の人たちの食卓を賑わせています。有機農業での取り組みも多くなされているのも特徴です。

レタス生産者のひとり、出口 信武さん。東京から山都町に移住し、2013年から新規就農。はじめる前から「有機栽培しかやらない」という強い思いを固めていました。

4歳のお子さんもコンテナ運びやシール貼りを手伝うなど、家族みんなで仲良く取り組んでいます。

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lettuce
ほうれん草
大地の力を人間に受け渡す
栄養満点・元気の源
収穫時期4月上旬 6月下旬
9月上旬 3月下旬
坂本 光陽さん
坂本 光陽さん
寒暖差が大きく水がきれいな山都町の風土は、ほうれん草の育成にもぴったり。大地に力強く根を張る作物だけに、良質で健康な土壌を維持することに、各生産者は細心の注意を払います。また、こまめな水管理が重要なので、日々手をかけ続けているのです。ハウスで有機栽培を行なっている生産者も多く、安全・安心で栄養満点のほうれん草がほぼ一年を通して収穫され、食卓を豊かに彩ります。

ほうれん草生産者のひとり、坂本 光陽さん。大阪で食材の配達会社で流通の仕事に従事していたという経歴の持ち主。

安全な食材の大切さを再認識し、5年前に実家のある山都町に帰って来て夫婦で就農。以来、有機農業にこだわり安全でおいしい農産物を作り続けています。

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spinach
ゆず
香り高くて捨てるところがない
誰もが認める偉いフルーツ
収穫時期9月上旬

12月下旬
本田 忠徳さん・香代子さん
本田 忠徳さん・香代子さん
ゆずは実をつけるまでに年月がかかり、トゲがあって栽培も難しい。
自生の木に接ぎ木を重ねながら、じっくりと守り育てられています。
古くからゆずの産地として有名な山都町でも、皮、果汁、果肉と捨てるところがなく、香りも素晴らしいから「ゆずは偉い!」と言われ続けています。そんな想いに応えてひとつひとつ手摘みされ、季節の香りを大切にして様々な加工品にも姿を変え届けられます。

農薬不使用、有機栽培ゆずの生産・加工・販売を手掛ける本田農園代表の本田 忠徳さん・香代子さんご夫妻。「手間暇はかかりますが、ゆずの偉さに負けないよう、心を込めて作っています」。

キズの除去などすべて手作業です。

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yuzu
ブルーベリー
おいしさと品質は誰もが認める
山都町の大切な青き原石
収穫時期6月下旬

9月下旬
興梠 博治さん・智津子さん
興梠 博治さん・智津子さん
高冷地にある山都町の中でも、蘇陽地区は冷涼な気候を生かし以前からブルーベリーの栽培が盛んな地域です。旬を迎える夏の時期ともなると、観光農園で摘み取り体験も行われます。
みずみずしくて甘酸っぱいその味は、そのまま食べても美味しいですが、ジャムやソース、ワイン、ソフトクリームなどさまざまな加工品に姿を変え楽しませてくれます。

ブルーベリー生産者のひとり、興梠 博治さん・智津子さんご夫妻。

果実が濃い青紫色に熟すと収穫の時期を迎え、近づくほどに甘酸っぱい香りが広がります。
含有されるアントシアニンは目に良いと人気を博しています。

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blueberry
太陽の光をしっかり取り込み
しっとりと甘い実が育つ
収穫時期8月中旬

10月上旬
冬野 力裕さん
冬野 力裕さん
熊本県は全国第2位の栗の産地です。
中でも山都町の冷涼な気候との相性は良く、甘みと香りのバランスが取れた「筑波(つくば)」や、加熱するとホクホクのなる「丹沢(たんざわ)」、粒が大きく渋皮がむきやすい「石鎚(いしづち)」など多くの品種が栽培されています。梅雨前の花がつく時期にきちんと受粉をさせることが大切なので、太陽の光をいっぱい浴びるように低木で横に広がるよう、心を込めた木の手入れも施されます。

栗の生産者のひとり、冬野 力裕さん。収穫が終わり寒い時期を迎えると、来年の実つきを良くするために手作業で一本一本剪定します。「木の高さは5m以内に抑えています」

イガが割れて自然落下してきたものを収穫します。

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chestnut
原木しいたけ
寒冷な山都町の気候が
ふくよかで肉厚な味わいを生む
収穫時期10月上旬

12月下旬
佐藤 友治さん
佐藤 友治さん
夏の間にクヌギの上下をひっくり返す「天地返し」やクヌギに水分が程よくしみ込むよう刺激を与え発育を促す作業、また、苔を取り除く作業などしいたけの原木栽培は、仕込みから出荷まで手間と時間がかかります。
直射日光を避け乾燥と雨に濡れるのを繰り返すうちに菌糸が原木の隅々にまで広がり、寒暖の差が大きくなると一斉に芽を出します。
山都町の原木しいたけは、農薬不使用で自然のままに育てるから安心・安全でお届けします。

原木しいたけの生産者のひとり、佐藤 友治さん。
「収穫した後は乾燥機にかけて炙るなど手間はかかりますが、山都の自然が生んでくれた風味を大切にしています」。

菌糸の入った種駒が打ち込まれた原木が並ぶ様は圧巻です。

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mushroomlogs

「やりたい」
思ってはじめた
有機農業。
その大切さが
語られる時代が
やっときた。

肥後やまと会メンバー原田 幸二さん

有機農業の普及と新規就農者の育成、売り先の確保を目的に、2013年に「肥後やまと会」を結成。2016年4月に株式会社「肥後やまと」に発展。
原田さん自身も里芋をはじめ玉ねぎやにんじん、にんにくなど多くの野菜を有機栽培で育てています。写真は里芋の収穫風景。
「3月~4月に植え、9月末から収穫が始まります。山都の土地が育てた、本物の味をぜひご賞味ください」

肥後やまと会メンバー田上 貴士さん

有機農業でチンゲン菜やブロッコリー、サニーレタスなど9品目を栽培する肥後やまとの生産者のひとり、田上 貴士さん。
「自分で種をまいて経過を見守ったり手をかけてあげたりと手間はかかりますが、良いものができた時の喜びはひとしおです。皆さんにもっといいものを届けたい」

出荷先拡大のサポートをするのが何より大切

有機農業の発祥地と言われるほど、中山間地の特性を活かした安心・安全な農作物を生み出す山都町。原田さんも農業を始めた頃は、有機野菜を出荷する団体「御岳会」に入り活動を開始。現在の有機農業につながっています。
しかし、各生産者が環境や健康のことを考え、こだわりをもって栽培しているにもかかわらず、収入が安定しないという問題に直面。「野菜の出荷のお手伝いをして、売値を生産者が決めることを目標としました」。その想いは現在も変わらず「有機農業への志を持った人や、これから就農する若い人を育てたいと思い、彼らの野菜を優先的に出荷しています」。肥後やまとの参加者がさまざまな面で互いにサポートし合っているのです。

山都町の未来を見据えて
活動を続けます

「私が有機農業をはじめた頃は、誰のサポートもなかった。失敗もありましたが、それがいい経験となっている」。そんな想いを共有するためにも、誰が何を作っていて売り上げがどうなっているのかなども「ガラス張りにして共有しています」と語り、みんなでやる組織であることを念頭に置いています。
「生産者がこだわりをもって有機栽培で農産物を作ることに、専念できる環境を整えてあげる。そんな野菜をもっとブランディングし、出荷先の幅を広げていかなければならない。そうすることが、誰もが安心して農業を続けられることにつながるし、新規就農者の拡大にもつながるから、みんなで頑張らないと」。原田さんの視線は有機農業の未来を意気揚々と見つめています。

生活者のネットワークと
「作る」に専念できる
環境が整い、

ますます広がっていく
有機農業の輪。

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山都町農産物ブランド化推進協議会への
お問い合わせはこちらから。

山都町農林振興課

〒861-3518 熊本県上益城郡山都町浜町6番地

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0967-72-1080

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